5月3日礼拝メッセージ

聖書:使徒言行録1:1-13     

イエス様は急上昇。使ったのは宇宙船でしょうか。いや神様のもとへ、まっしぐら!。

Story 1:イエス様もジェット機 昨年松江教会を問安しました。その帰りには、飛行機を使いましたが、松江空港を飛び立った瞬間に、かなりの角度で急上昇しました。普段の上昇角度よりも大きいでした。少し不安になりました。上昇角度は空港によってちがうのでしょうか。しかし下を見ると美しい緑の畑地、真昼の光りに輝く宍道湖、白く輝く街並みが見えて、大変美しいでした。空港まで見送って下さった教会員の方々も下から、見上げて下さっていることを思うと、小さな4人の群れよ、頑張れ!と熱い祈りの思いが沸き上がって来ました。イエス様はジェット機に載って、上昇したわけではありません。イエス様は、すべての働きを終えて、天に帰って行かれました。弟子たちは上がって行くイエス様を見上げていたのです。

Story 2:ルージュの伝言 イエス様の最後の働きは、神様のもとへ帰ることでした。その前にイエス様は弟子たちに伝言を残していかれました。むかし「ルージュの伝言」というシャレたユーミンの歌がありましたが、イエス様は伝言を残して行ったのです。最後の言葉は大変大事です。イエス様は「聖霊が降ります。そうすれば力を受けて、あなたがたは証し人になります。」と言う伝言でした。姿はもう見ることはできないが、神様の霊が与えられます。イエス様について証しをする人、地の果てにまで行って働く人になる、と言うのです。わたしにとってこの言葉は本当でした。わたしは聖霊の力、キリストにある励ましや勇気をもらって、伝道者となろうと思いました。そしていつかは外国で働きたいと思いました。長い準備は必要でしたが、神様はアメリカとタイで働く機会を与えて下さったのです。ある時はニューヨークから南アまで行って大会に出る機会も与えて下さいました。タイでも色々な経験が出来ました。銃で撃たれることもなく、事故や事件に巻き込まれることもなく、教会の皆さんに愛されて過ごせました。時を経るに従って、神様の奇跡と確信しています。「大きな聖霊の働きを願いなさい。」とは信仰者の先達の言葉です。神様のビジョンはあなたのビジョンより大きいのですから。さあ、証し人となれるように、大きな祈りを始めましょう。

 Story3:天に上げられるイエス様の最後は神様のもとへ帰ることでした。そして最初からおられた神の場所に帰ることです。わたしたちは死んだら天国へ上げられると信じます。同じようにイエス様は神様のおられる場所に帰られたのです。 天は宇宙船に乗って宇宙果てにまで行って到着する所ではありません。銃弾に倒れた中村 哲さんの最後の本の名前は「天、共に在り」です。この天とは神と同じ意味です。天に向かって祈るとは神に祈ること、天を指して誓うとは神に誓うこと、天から降って来たとは神の元から来ることを意味します。天に上るとは神と同じ場所におられるようになったという意味です。ここで聖書が言いたいことは、神、聖霊、イエス・キリストが一体となるということです。これが天です。

Story4:天を見つめる イエス様が天に上げられる姿を皆は見つめました。彼らは「天を見上げて立って」いました。イエス様の姿は見えなくなるのですが、人々はイエス様を見つめ続けます。神と共にあロウとして、天に上がって行くイエス様を見続けました。イエスに目を凝らしています。皆さんはどうでしょうか。目を凝らして、思いを凝らして、イエス様を見つめているでしょうか。コロナウィルスの怖さ、世界に広がる恐怖、コロナの情報に振り回されていないでしょうか。コロナの恐怖で心がふさがれて、イエス様に目を注ぐことを忘れていないっでしょうか。恐怖と不安は人を盲目にし、冷静な判断や信仰を失わせます。気を付けなければなりません。神、聖霊、イエス・キリストを深く信頼しなさい。神の揺るぐことない「天」に目を向けなさい。信仰を堅実にしなさい。

Story 5:また、おいでになる 天使のような人もいたようです。彼らは「イエス様はまたおいでになる」と告げます。これに二つの意味が含まれます。1つは聖霊という姿で、もう一度わたしたちに来ると言う意味です。聖霊は見えざるキリストを、見えざる聖イエス様が再び来られ、再び会う時に 古く長い友人に「やあ~~、やああ~~、久しぶり!」と会うように会いたいものです。さあ、目を上げなさい。そして主に再会の希望を持ちましょう!